MUSASHINO ART UNIVERSITY | DEPARTMENT OF INDUSTRIAL, INTERIOR AND CRAFT DESIGN

武蔵野美術大学工芸工業デザイン学科

glass

専攻の特徴

クラフトコースは、私たちの生活に深く関わりのある5つの素材を中心に、より良い生活環境を創造するために、ものづくりを実践する学びと試みの場です。高速化した情報や物に溢れ、経済効率を優先した世の中で、素材を生かしたデザインや自然を敬う日本人の美意識は、いま世界から注目されています。
2年次後期から、木工 金工 ガラス 陶磁 テキスタイルの専攻に分かれ、家具や室内装飾、装身具、テーブルウエア、ファブリックなど、工芸的な手仕事やプロダクトデザインの可能性を模索しながら、制作、提案を行います。課題ごとに、5コース全体で行う作品の発表や講評もこのコースの大きな特徴です。また、通常の課題だけでなく、様々な分野のクリエーターによる特別講義や企業との共同研究、海外でのワークショップ、学外展示など、社会に向けたアプローチを積極的に行なっています。
卒業後は、素材の魅力や工芸の技術を深めながら、自由な発想をかたちにする工芸家や美術家をはじめ、多様な社会に目を向け、素材の知識や経験をもつデザイナーとして、インテリア ファッション プロダクトの分野で多くの人々が活躍をしています。

カリキュラム

2年次
クラフトデザインI: 基礎技法Ⅰ(ホットワークI・バーナーワーク)
吹きガラスの基礎技術とバーナーワークの基礎技術を学ぶ。 2つの技法の立体作品の制作を通して、基礎的な技術の習得とアイデアの幅を広げさせるねらいである。
curriculum_1

クラフトデザインII: 基礎技法Ⅱ(キルンワークI)
小型電気炉の制作と焼成研究
ガラス素材を扱う造形において、基本的に必要な知識(デザイン性、機能性、安全性)を学び、その制作環境と制作プロセスの理解を深める。
小規模の電気炉を制作し、その過程に包含される諸問題(道具のあり方や仕組み、作業環境、素材特性)を学びこれを使用してガラス作品の制作を行う。
curriculum_2

クラフトデザインⅢ:基礎技法Ⅲ(キルンワークⅡ・コールドワーク)
キルンワーク、ラミネート、コールドワークの基礎技術を学ぶ。
キルンワークの中のフューズ、スランプ、キャストの技法と基本的な型の取り方を学ぶ。
ラミネートでは、板ガラスの接着と基本的な研磨を学ぶ。
コールドワークでは、カット・サンドブラスト・グラヴィールの各技法を、特別講義において理解する。
curriculum_3

3年次
クラフトデザインⅣ:表現技法研究Ⅰ(デザインワーク・キルンワークⅢ)
この課題ではまず、ものづくりで重要な観察力や発想力を養うための3つの手法を学び、自らの感性に基づいたこだわりや興味を発見して、ものづくりの『きっかけ』をつくれるようにする。
それをもとに自分の興味や美意識を中心に置き、各自が思う「はこ」を自由に制作する。
ここでは、各自の感性が刺激されることによって生まれた価値観や“美しさ”を意識したものづくりを重要視する。
curriculum_4

クラフトデザインⅤ:表現技法研究Ⅱ(ホットワークⅡ)
・溶けたガラスの性質である「可塑性」は、作業時間と温度変化に大きく影響されていることと、ガラスを扱う時の作業性としては、重力と身体とのかかわりが大切なことを学び、理解した上で、吹きガラスに必要な技術を習得する。
・ガラスの特性(流動性、展性、固さ、柔らかさ、厚さ、薄さ、透明性、光との関係、等)を生かしたテーブルウェアを制作する。
基本的にシンメトリーなかたちをベースとする。
curriculum_5

クラフトデザインⅥ:表現技法研究Ⅲ(キルンワークⅣ)
キルンワークにおける花器の制作
花器を通して我々の生活における環境、空間、照度のあり方と、季節による様々な植物等を十分に調査し理解した上でデザインを決定、制作を行う。前期の「クラフトデザインIV」に引き続き、鋳造型のより高度な成形技術を学ぶ。ここで型材にシリコン、蝋型等の種類を知り、より複雑な型取りをすることを学ぶ。それを踏まえて、幅広く型を用いたキルンワークのガラス成形技術(フュージング、スランピング、キャスト、パート・ド・ヴェール等)を用い、花器をテーマに人とモノそして生活の関係を探る。
curriculum_6

クラフトデザインⅦ:表現技法研究Ⅳ(ホットワークⅢ)
ホットワークによるテーマに沿った器、オブジェクトの制作。
「住空間における透明性」をテーマに、より応用的な加飾技法、表現技法を学びながら、各々が「透明であることとは何か」を問い、ホットワークで表現する。
curriculum_7

4年次
クラフトデザインⅧ:造形研究Ⅰ(光が作品の内側から発するように工夫した立体造形)

光とガラスの関係性を踏まえて、各自が設定したテーマをもとに立体作品を制作する。
自らの感性に気がつき、より個性的な、「自己表現」としての作品を目指す。
素材が社会に対する役割を考慮し、新たな提案を試みる。
curriculum_8

クラフトデザインIX: 造形研究II(自由制作)
自己造形の探求。卒業制作までの年間計画を立て、各自が追求したいテーマを見つけ、制作を通して造形表現を研究する。
curriculum_9

クラフトデザインX: プレ卒制(自由制作)
卒業制作のテーマの探求。卒業制作の前段階として、卒業制作のテーマについての調査(資料集め等)・研究・プレゼンテーション・モックアップなどを行う。

卒業制作

  • 2013
  • 2014
  • 2015
  • 2016

教員紹介

進路

●独立・作家活動

●就職
石塚ガラス株式会社、株式会社猿江ガラス、菅原硝子工芸株式会社、株式会社高島屋、株式会社リデアカンパニー、スーベニール株式会社、株式会社ケイ・ウノ、株式会社杢目金屋

●工房スタッフ・研修生
HALI'S Glass Art Studio、グラススタジオポンテ、ガラス工房fresco、富山ガラス工房、GLASS STUDIO凛、硝子企画舎アソシエイツ
●進学
武蔵野美術大学 大学院造形研究科、東京藝術大学 大学院美術研究科、富山ガラス造形研究所、多治見陶磁器意匠研究所

産官学

RSN JAPAN(株)産学共同プロジェクト
クリスタル製品のデザインコンテスト ⇒ 優勝者の作品はナハトマンにて製品化
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